梨の剪定が始まりました

昨日12月3日から梨の剪定を始めました。
暮れのれんこん出荷最盛期を迎えるまでのしばらくの間、午前中にれんこんの収穫、午後から剪定という日々。

今年も数年前就農したときに、最初に任せてもらえた樹齢60歳の園から始めました。
「とっくに最盛期は過ぎている園だから、勉強がてら好きにやっていいよ。」と、任せてもらった小さな梨畑。
いつ終わってもいいよって感じで任せてくれたのでしょうが、何とか毎年、弱々しいようで強く、大きく甘い実をつけてくれます。

今年60歳を迎える両親が生まれた年におじいちゃんおばあちゃんが苗木を植えて作った梨畑。
おじいちゃんおばあちゃんもまだまだ元気だし、お父さんお母さんもまだまだ現役だし、私たちもまだまだ勉強したいことばかりだから、「今年も元気で強い樹を作って、大きく甘い実をつけるんだ」と気合を入れて、一番最初にじっくり時間をかけてあ~だこ~だ言いながら、夫と2人剪定始めましたよ。

最初に一人でやった頃は資料片手に持って、ことあるごとに両親に聞いて(←これは今でも(笑))、1枝切るのに何十分も迷って、1本の樹を仕上げるのに何日もかかって、先が見えなくて気が遠くなるような作業で、寝ても覚めても剪定のことばかり考えて気が重かったな~。
けれど、今は一番楽しい作業の一つ。
いろんな人の話を聴いて勉強したら迷わないようになるのかなと思っていたけれど、いろんなやり方があるのを知って、そしたらもっともっと迷う時もあるけれど…。
でも、今は実践の経験もあの頃よりはずっとあるし、何より1人じゃないから、意外と早く決断する(笑)
それに、迷うことで課題も見つかる。
それにそれに、迷う時間は樹とちゃんとじっくり向き合っている時間だから、悪いことばかりじゃない!と、思う。

私たち2人まだまだなので、今年もいろいろな人の話を聴きに行って、勉強して、いっぱい迷おうと思う。
そして来年の夏も61歳の樹に大きくて甘い実がたくさんなりますように!(←無理させちゃダメ!)

61歳の樹のプレミアムな梨の実のご予約はお早めに(笑)

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