農園からは季節限定で富士山を見ることができます。
秋から春先の空気の澄んだ日の朝と夕方にしか見ることのできない景色で、それぞれ全く違った2つの表情を見せてくれます。
夕方は真っ赤に染まった西の空に、美しいシルエットが大きな影絵のようにはっきりと浮かび上がる影富士です。
そこにそのシルエットが浮かび上がったときは、電信柱や電線すら美しい装飾のように感じてしまいます。
朝には雪をかぶった白い富士山を見ることができます。
ひんやりとした空気が一段と引き締まるような美しさです。
日が昇るにつれて、うっすらと姿をくらませてしまう儚い美しさです。
夕方は日が沈むわずかな時間、朝は日の出から10時くらいまでしか見ることのできないどちらも貴重な富士山です。
ちなみに夏でも空気が澄んだ日に、ときどき見えることがあります。
でもそれは、とてもとても貴重な富士山で、目を凝らして見ないと気づかないかも知れないほど空の色に近く、見える時間も僅かです。
私は見えたらとりあえず急いで、みんなに報告しています♪